現代のどら焼きについて探していると、
甘さやあんの種類、皮の食感といった情報は数多く見つかります。
一方で、
どら焼きが「どこで、どんな文脈で生まれたか」
なぜその味設計になっているのか
まで踏み込んだ情報は、決して多くありません。
本記事では、
どら焼きの歴史的な変遷を踏まえながら、
皆生温泉という土地で塩どら焼きが生まれた背景と、
湯ノ塩どら焼きの設計思想について解説します。
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どら焼きは、もともと「甘さが固定された菓子」ではなかった
現在のどら焼きは、
甘いあんを皮で挟んだ和菓子として広く知られています。
しかし、歴史を振り返ると、
どら焼きは時代や地域の材料事情に合わせて姿を変えてきた菓子でした。
砂糖が貴重だった時代には甘さは控えめで、
家庭や地域ごとに配合も異なっていました。
つまり、どら焼きの味は一つに定義されていたわけではありません。
どら焼きはもともと、
土地や暮らしに寄り添いながら変化する余地を持った和菓子だったのです。
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なぜ現代のどら焼きは甘くなったのか
戦後以降、砂糖の流通が安定し、
どら焼きは「甘くて満足感のある和菓子」として定着しました。
これは和菓子文化の発展でもありますが、同時に、
• 食後でも食べやすいか
• 何個も食べられるか
• 体調や場面に合っているか
といった要素は、やや後回しになっていきました。
現代では、
食べる場面や身体の状態に応じた味設計が、
改めて求められるようになっています。
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なぜ今、皆生温泉で「塩どら焼き」なのか
皆生温泉は、日本海に面した海沿いの温泉地です。
この地域の海水は全国的に見ても塩分濃度が高く、
古くから「潮の湯」と呼ばれてきました。
温泉と海、そして塩。
この土地では、塩は特別な存在ではなく、
日常の延長線上にある素材です。
温泉あがりや、海沿いを歩いた後の身体は、
強い甘さよりも、
味の輪郭が整った、軽やかな甘さを求めやすくなります。
こうした味覚設計と土地性が重なった結果、
塩を活かしたどら焼きという選択に行き着きました。
専門化することで、
「どんなどら焼きなのか」が明確になり、
これまでにはない地域性と和菓子を掛け合わせた新しい価値をお届けしたいいう想いが込められています。
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皆生の海水と大山の伏流水が生む塩の特徴
湯ノ塩どら焼きで使用する塩は、
皆生の海水と、大山のミネラル豊富な伏流水の影響を受けています。
この塩の特徴は、
• 角の立たない塩味
• ミネラル由来の奥行き
• 甘さを抑え込まず、輪郭を整える
塩を加える目的は、
味をしょっぱくすることではなく、甘さを調整することです。
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「塩」がどら焼きに与える3つの効果
① 甘さの輪郭をはっきりさせる
糖度を上げなくても、甘みを感じやすくなります。
② 食後の重さを残しにくい
温泉あがりや食後でも食べやすい味設計になります。
③ 最後まで味が崩れにくい
甘さが途中で飽和しにくく、完食しやすくなります。
どら焼きマニアが重視する
**「後半の味の安定感」**に直結する要素です。
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四角いどら焼きにした理由
湯ノ塩どら焼きは、一般的な丸型ではなく四角形です。
この形は、
皆生の塩の結晶をイメージしたものです。
和菓子は本来、
形に意味を持たせる文化を持っています。
土地の素材や背景を、
視覚的にも伝えるための設計です。
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米子は「どら焼き文化」が根付く土地
米子市には、全国的に知られるどら焼きメーカー
丸京製菓があります。
この地域では、
どら焼きが日常のお菓子として根付いてきました。
だからこそ、
土地性を活かした新しいどら焼きの形が
生まれる土壌があったと考えています。
和菓子を通して、観光地としての魅力を引き上げていく。
その一端を担う存在でありたいと思っています。
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地方の素材を活かすという視点
湯ノ塩どら焼きは、
地域の良さを活かした菓子づくりをビジョンとしています。
原材料は、鳥取県産のものを多く使用しており
それは特別感を演出するためではなく、
土地の延長線上で菓子作りを行うためです。
地元の人も誇れるブランドであること。
それが、地域の魅力を持続的に発信することにつながると考えています。
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まとめ|塩どら焼きは、どら焼きの進化形
• どら焼きは歴史的に変化してきた和菓子
• 甘さが強くなったのは近代以降
• 塩どら焼きは原点回帰ではなく、文脈ある進化
• 皆生温泉という土地性が、その形を後押しした
どら焼き通販を選ぶ際の、
一つの判断材料として参考にしていただければ幸いです。
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